ソピアホームの日常を綴っていきます。

※石川繁コレクションも不定期ですが、更新していきます。
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ボーイング727

ボーイング社が短距離線用機を開発しはじめたのは1956年2月だった。

ボーイングでは短距離線用機材の具備すべき条件として、運航費を安くすること、そのためには胴体を大きくし、搭載能力を増やすこと、低高度(5,000m〜6,000m)を高速で巡航できること、それでいて短距離離着陸性能を発揮するため離着陸速度が十分に低く、気象条件が悪くとも容易に離着陸ができること、機内外の騒音の少ないこと、離着陸頻度が707級の機体の3倍に達すると考えられることから機体の疲労度の大なること、などを挙げて1,600人の技術者による研究が行われ、4,500種の風洞実験と320億円におよぶ費用をかけて、727型機の基本形の開発にあたった。

1959年6月、727型機の具体的な企画に着手した頃は、今日の機体に比べ、一回り小型のものであった。

その後、アメリカの大手航空会社の意向をくんで機体は大型化し、結局、最大乗客数119人の大型3発中・短距離機として生産することを1960年10月に決めた。

発表と同時にイースタンとユナイテッドの両航空会社から40機ずつの注文を受けた。

当時本機と同じ目的で試作が進んでいたイギリスのホーカーシドレー社のトライデントという2つの形態であったため、若干新鮮味に欠ける感があった。

両機とも目指すところは同じであり、従って形が似てしまったのも当然のこととはいいながら、トライデントの方が早くから発表していただけに、727の方が真似たような印象を与えた。

しかしながら、販売競争では断然の強みを見せ、瞬くうちに5社から127機の注文をとった。

開発にあたっては、707/720との部品の共通化を図り、胴体は機首を含めて床面から上は707/720と全く同じとしたため、この級の輸送機としては非常に太く、客席は6列配置にすることができる。

積極的なパーツの共通化により、スペアパーツ3,088品目中、約30%にあたる895点が720と共通である。

主翼はクルーガー・フラップスラットで覆われた前縁、すだれのように下がるトリプル・スロテッド・フラップのついた後縁、方翼7枚ずつのスポイラとまことに賑やかで、これにより35度という後退翼を持ちながら、重量の割には必要とする滑走路の長さが短くて済んでいる。

1号機は1962年11月27日に完成し、翌63年2月9日に初飛行した。

その後4機の飛行試験用の機体が作られ、耐空証明取得のための1,100時間に及ぶ飛行実験が行われ、1963年12月24日にFAAの耐空証明を取得した。

これに先立つ2ヶ月前の10月には仮型式証明を取得して航空会社の乗員訓練に使われていた。

最初の引き渡しは、同年10月29日にユナイテッド航空に対して行われ、続いてイースタン航空への引き渡しも始められた。

初就航は1964年2月1日にイースタン航空で、5日遅れてユナイテッド航空で行われた。

【データ】
全幅32.9m、全長46.7m、全高10.4m、翼面積157.9屐運用自重42,500kg、ペイロード19,180kg、総重量76,650kg、発動機JT8D-7:6,350kg×3基、燃料容量27,170L、最大巡航速度520kt/高度5,500m、航続距離900nm、離陸滑走距離2,640m、着陸滑走距離1,542m、運航乗員/乗客3〜4/163人、初飛行1967.7.27

オーバーホール中の727


  オーバーホール中の727の前での私



727の操縦席にて








2015.03.03 Tuesday 09:26
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